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ネットワーク・さほ 全体会 |
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講師
宮崎 薫（大39文体）
アロマテラピーの黎明期から普及に関わり、現在は早稲田大学講師。日本人の美意識と香りのかかわりについて研究されている。
ストレスの多い働く女性にとって、心と体の癒しになると言われるアロマテラピー。いにしえから現代まで、香りに関わる歴史や文化、そして毎日の暮らしに効果的に取り入れる方法を教えていただきました。
植物（ハーブなど）に興味を持ち、父に買ってもらった本の巻末にあった香料園から資料を送ってもらったのが、香りとの出会いでした。
『万葉集』前期は花は愛でるものだったが、時代が進につれて香りを楽しむ表現に変化していく様子など、香りをキーワードにして読み解くと大変興味深いものであることがわかりました。
時間や場所の制約のある中で簡単に効率的にリラックスできる方法がアロマテラピーであり、嗅覚はオンとオフを一瞬にして切り替えるのがアロマテラピーの魅力であるとのことです。香りの力は効果効能のみが注目されがちですが、宮崎氏は、香りを通じて、その植物が生育する大地、それを育てている人々とつながれる事が一番魅力に感じていることというお話をして下さいました。
歓談では柚子緑茶をいただきながら、お互いにハンドマッサージをし合い、穏やかな時間を過ごすことができました。