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わかくさ交流会

　去る8月2日に、大55回および56回の新入会員二名を佐保会東京会館にお迎えし、わかくさ交流会を開催いたしました。昼食のお弁当をいただきながら、三時間ほどの歓談でした。卒業後二〜三年目は仕事が充実し始めるころであり、同時にさらなる成長を考えることもあるのではないかと思います。そのような時期にいる方がこの会に参加されてどのようにお感じになられたか、感想を伺いました。　

大学を卒業し、東京で働き始めて三年目を迎えました。こちらで奈良女子大の卒業生と会う機会が少ないため、今回のわかくさ交流会に参加させていただき、先輩方の貴重なお話を聞かせていただきました。二十六歳になり、今後どのように自分の人生を設計していくのかを考えていく上で、大変参考になるお話ばかりでした。また機会があれば参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。　（大55）

　　私が奈良女子大学に入って本当に良かったと思ったのは、卒業してからのように思います。在学中にはいまひとつ女子大のメリットを見いだせずにいましたが、今社会に出て思うのは、女性だけが集まれる場は意外にないということです。芸術を志し、今まで運良く良い大人に応援してもらいなんとかやってこられた、そんな中思うのは、男性の助けと女性の助けは全然違うということです。先輩方に温かく迎えられたとき、これまでにない安堵感がありました。その何気ない会話の節々に女性的な感覚が感じられることが、私の心を落ち着かせてくれました。奈良女子大を出たおかげで、こうして女性が集まれる場を与えられていることは大きな強みだと思います。これからも元気に前を向いて進めそうです。とても楽しかったです！　　　　　　（大56）